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>私、騙されてるの?
>泣き寝入りは禁止
>解約への第一歩 |
騙された人が解約行動をとらず全額騙し取られることを「泣き寝入り」と言います。実は世の中、騙された人の多くがこの「泣き寝入り」を選択します。その人たちが決まって言う言葉が、これです。
「まぁ、今回は高い勉強代だと思って・・・」
泣き寝入りは「勉強」になっているのでしょうか?
内職商法は、次から次へと類似の契約を結んでしまう人が結構多い商法です。
そのメカニズムとして、
すぐに収入になると言われてA社と契約→さっぱり仕事がこない→ローン引き落としが始まる
→今度こそ大丈夫とB社と契約→ますますどつぼにはまる→更に条件のよさそうなC社と契約
という悪循環があります。A社で仕事が来なければそこで「おかしい」と思えばいいのですが、前ページの例のように「まだ仕事の斡旋がない等の具体的な“騙された証拠”がないから・・・」と解約を躊躇してると、こういうサイクルにはまる可能性があります。解約するか、収入を増やすかしないと、A社の支払いが出来ないから、解約を道を躊躇した人が走り勝ちなのが「もっと条件の良い契約」なのです。
また別のパターンとして、
おいしい話を信じてA社と契約→2、3日後によく似た勧誘を受け、収入倍増を目論んでB社と契約
というパターンもあります。内職商法業者が“確約”する月収はせいぜい3〜7万あたりですので、倍増を目論む人がいてもおかしくありません。自分の懐は痛まないと信じてるので、何社契約しても大丈夫と考えてしまうのでしょう。なお、2、3日後の勧誘は、A社とB社が裏で「勧誘リスト」を共有してることを意味します。グルです。
いかにして最初のA社の段階で「騙された自覚」を持てるか、そしてその契約を毅然と解約できるか・・・そのことが、多重契約者への道を断ち切る唯一の手段なのです。
内職商法の被害者のお金は、どうなるのでしょう?
ローンにしろ一括にしろ、業者に渡ったお金は、そのままプールされる筈もありません。業者の従業員やアルバイトの給料、勧誘に使う資料作成、教材の作成費、家賃などに日々消費されていきます。
つまり、払ったお金は新たな被害者を生むための営業活動に日々使われるわけです。
残酷な話ですが、内職商法の被害者は、そのお金を取り戻さない限り、間接的加害者であり続けるのです。
人間、面倒なことは出来る限り避けたいのが本音です。
解約交渉は、非常に面倒で、かつ精神的にも肉体的にもパワーの要るものです。家族に内緒にしていた人はこれを機にバレてしまう可能性もありますし、下手にわずかな仕事斡旋などある人は「せっかくの収入をのがしたくない」という心理も働きます。「既払い金も多いから、もういいや、このまま払っちゃえ」という発想は、別段珍しいものではありません。
が、そういう心理を「高い勉強代だったけど、次から騙されなきゃいいや」と言って誤魔化すのは間違いです。
ただ騙されただけでは、全然勉強になっていないのです。多少は慎重になるでしょうが、新たな「おいしい話」が来た時、「今度は大丈夫かも」と契約してしまう可能性があります。何故なら、金銭的な打撃はうけたものの、本当の意味での後悔をすることなく逃げてしまったからです。
また「騙された」と気づいた時、おそらくはまた「泣き寝入り」を選択するでしょう。解約交渉は大変だから。
解約交渉はつらいですが、そのつらさを経験して初めて「もう二度とこんな契約はすまい」と実感できるのです。 騙されたと気づいたら、そのお金を取り戻してこそ「社会勉強」です。泣き寝入りは悪い癖となるだけで、なんらその人の糧にはなりません。
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